飲食店向け情報 一覧

  • 食品ロス削減推進法とはなにか?大手外食各社の取り組みから個人飲食店が学ぶべきこと
     世界トップクラスといわれる日本の食品廃棄量は、年間で600万トン超。まだ食べられる食品が、毎日10トントラック1,700台ぶんも捨てられているのです。  この問題への対策として消費者庁は、2019年5月末に『食品ロス削減推進法』を交付、同年10月1日に施行しました。日本初となる食品ロスにかんする法律の施行を受け、大手外食チェーンはどのような動きをみせたのでしょうか。そして、個人経営の飲食店がそこから学べることはなんでしょうか。 食品ロス削減推進法の概要  食品ロス削減推進法は、料理の食べ残しや売れ残りなど、まだ食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」の削減を目指してつくられました。第2条では、食品ロス削減の定義を「まだ食べることができる食品が廃棄されないようにするための社会的な取り組み」としています。  第14~19条には、消費者や食品関連事業者(メーカー、卸売業者、小売店、飲食店など)が、食品ロス削減への理解と関心を深めるための施策にふれています。  その施策には、食品を必要なぶんだけ販売・購入することや、販売・購入した食品をムダにしないための取り組みをおこなうことなどが含まれています。  具体的な施策としては、このほかにも、 ・食品関連事業者の取り組みを支援すること ・食品ロスの削減にかんして、功績がある人や企業を表彰すること ・食品ロスの実態や、効果的な削減方法などの調査研究をおこなうこと ・フードバンク活動を支援すること などが挙げられています。 ★水道料金の削減を考えたら実践したいこと★ 飲食店の節水方法4選!「水道代が高い」なら水道料金削減額シュミレーションを受けよう【無料】 大量の食品ロスが生まれる背景  日本ではなぜ、こんなにも大量の食品が「まだ食べられる状態で」捨てられているのでしょうか。その要因として、次のことが考えられます。 ①食品業界の「3分の1ルール」  食品業界では、製造日から賞味期限までの日数を、「納入期限」「販売期限」をもうけて3つに分ける「3分の1ルール」という商慣習があります。 納入期限 製造後、納入期限を過ぎた食品はお店に納品してはならない 販売期限 店頭に並べてから、販売期限までに売り切らなければならない 販売期限を過ぎると、撤去・廃棄もしくはメーカーに返品 賞味期限 おいしく食べられる期限 品質に問題はないが、賞味期限を過ぎた食品は基本的に販売しない  近年では、食品や資源のムダにつながるとして、3分の1ルールから2分の1ルールに緩和する企業も出てきていますが、この3分の1ルールの見直しによって、「賞味期限切れの食品を売ることがいかに難しいか」を感じているお店も多いといいます。 ②欠品を恐れて大量発注する  2017年に、廃棄された大量の恵方巻きの写真がネット上で拡まり、論争となったのを覚えていますか?これを受けて、農林水産省は2019年1月、日本スーパーマーケット協会などに「需要に見合った数の恵方巻きを販売するように」と文書で呼びかけました。  食品ロスを増やすもうひとつの要因は、小売店による大量発注です。お客さまが買いに来たときにモノがないと、販売機会を逃してしまう(入るはずの売上が入らなくなる)ため、商品棚が空になるのを嫌がるのです。  欠品を恐れるお店に従って、メーカーは必要以上の量を製造・納品することに。それが結果的に売れ残ってしまい、廃棄されることになります。 ③賞味期限に対する誤解  賞味期限は、日本をはじめとする先進国で、食品ロスの大きな要因であるといわれています。北欧諸国では、賞味期限表示とあわせて、「賞味期限を過ぎても食べられます」との旨を表記しているそうです。  テレビ局が、街で50人に「賞味期限切れの食品を買うか否か」を聞いたところ、過半数の人が「買わない」と答えたそう。理由を聞くと「お腹をこわすから」と答えた人もいました。  このインタビューからは、「おいしく食べられる」期限である賞味期限を、「食べられる」期限である消費期限と誤解している人が多いことがわかります。そのため、お店は賞味期限切れの食品を売ることができず、廃棄するしかなくなるのでしょう。 ★在庫管理に関する記事はこちら★ 飲食店の悩みの種!不良在庫を出さない管理法と上手な処分方法 大手外食チェーンに学ぶ、食品ロス削減の取り組み  農林水産省がおこなった2016年度の調査によると、日本の食品ロスは年間643万トン。その約45%(291万トン)は消費者、そして約55%(352万トン)は、食品関連事業者から出ています。さらにいうと、事業者からの食品ロス352万トンのうち、133万トンは外食産業から出たものです。  以下で、料理の食べ残しや食材の廃棄を減らすために、大手チェーンがおこなっている取り組みをみてみましょう。 ①モスバーガー モスバーガー HP:https://www.mos.jp/ モスバーガーの取り組み  「フードバンク」という言葉をご存知ですか?これは、余ってしまった食べ物を卸売業者や小売店、飲食店などから寄付してもらい、児童養護施設や福祉施設、災害時の炊き出しなどに届ける活動です。  ハンバーガーチェーンの『モスバーガー』も、フードバンク活動を支援する企業のひとつ。『セカンドハーベスト・ジャパン』というフードバンクに対し、品質に問題はないけれど賞味期限が短い、未使用の食材を提供しています。 個人店が学ぶべきポイント  個人経営のお店でも、フードバンクを利用してみてはいかがでしょうか。セカンドハーベスト・ジャパンでは個人からも、缶詰、フリーズドライ食品、調味料、お米、パスタなどさまざまな食品の寄付を受け付けています。  野菜や果物、冷凍・冷蔵品の寄付も可能です(要事前連絡)。   ②塚田農場 塚田農場 HP:https://www.tsukadanojo.jp/ 塚田農場の取り組み  地鶏料理のおいしい居酒屋チェーン『塚田農場』は、新鮮な食材を安く仕入れるために、農家や漁師と直接取引をしている会社です。  食材を無駄なく使いきることにこだわる同社が考えたのが、秋冬限定の「加藤えのきの月見ステーキ」。それまでは捨てられていたえのきの石づき(根本の部分)に、つくねと卵の黄身をのせてこんがり焼いた人気メニューです。 個人店が学ぶべきポイント  このように、いつも捨てている野菜の皮やお肉の切れ端などを工夫して使うことで、思わぬヒットメニューをつくることもできます。食品ロスを削減でき、お客さまにも喜んでもらえるという一石二鳥の取り組みを、個人店もぜひ見習いたいところです。 ③ワタミ株式会社 ワタミ株式会社 HP:https://www.watami.co.jp/ ワタミ株式会社の取り組み  ワタミ株式会社は「2030年までに、食品ロスを50%削減する」と明言し、お客さまと協力しながら食べ残しを減らす活動をしています。代表的な取り組みは、食べきれない料理の持ち帰り推進。『和民』『坐・和民』では、バイオマスプラスチック(土に還るプラスチック)製の持ち帰り容器を使うことで、環境にも配慮しています。  また、「3010運動」というおもしろい取り組みも。「宴会のはじめの30分と終わりの10分は、自分の席で食事を楽しむ」ことを呼びかけ、料理が残らないようにしています。 個人店が学ぶべきポイント  ワタミのように持ち帰り容器を用意するだけでなく、ハーフサイズを用意する、ご飯の量を選べるようにするなどの工夫をしてみましょう。「食べ残しを減らすこと」は、個人店がもっともはじめやすい食品ロス削減のための取り組みです。 開店ポータルBizに無料相談しよう  食品ロスの問題は、ただ「もったいない」というだけではありません。食品を含めた何百、何千トンものごみを処理するためには、焼却・埋め立てなどに莫大なコストが発生します。さらに、ごみを燃やしたときに出るCO2や、灰の埋め立てによって、環境にも負荷をかけているのです。食品ロスの削減は、個人経営の飲食店を含め、食品業界全体で取り組まなければならない問題といえるでしょう。  お店一軒一軒、スタッフ一人ひとりが意識を持てば、捨てられてしまう食品は少しずつでも減っていくはず。大手チェーンの取り組みに学び、できることからはじめてみてください。まずは食品ロスに繋がる「仕入れ」を見直すこともひとつの方法です。 ★仕入れコストカットに関する記事はこちら★ 仕入れコストに悩む飲食店経営者がコストカットのためにすべき3つのこと  開店ポータルBizでは、「仕入れコストの見直し」をはじめ、インフラ周りのコスト削減のほか、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!  
    開店ポータル編集部
    2019/11/29
  • 黒字飲食店の近道!中国人観光客の集客で他店と圧倒的な差をつける
     国土交通省観光庁の2018年4月-6月期における訪日外国人の消費動向調査の結果によれば、訪日外国人全体の旅行消費額は1兆1,233億円と推測されています。  さらに、国籍や地域別に訪日外国人の旅行消費額をみてみると、中国が3,620億円と最も大きく、次いで台湾が1,502億円、韓国が1,302億円であることがわかっています。 観光ビジネスの中心は「アジア圏」にある  つまり、訪日外国人全体における旅行消費額の50%以上は、アジア圏から訪れる旅行者によるもの。  お店を繁盛させたいのであれば、このインバウンド消費を利用しない手はありません。国内はもちろんですが、国外に向けた集客にも力を入れて、お店をアピールしていきたいものです。  ここでおすすめなのが、アジア圏のお客様に向けた集客に、最も効果的なウェブサイト・大衆点評の活用です。 インバウンド集客に効果的なウェブサイト・大衆点評とは?  大衆点評は、2003年から提供が開始された中国の生活情報サイトです。  多くの中国人が、中国最大のグルメサイトとして大衆点評を利用しています。ただし、掲載されている情報は飲食店に限りません。ショッピングやエンターテインメント、ホテル、サロンなども網羅しています。  掲載地域は中国に留まらず、1,000を超える国と地域をカバーし、登録ユーザー数はなんと6億人超え。  個人旅行で日本を訪れる中国人旅行者の約50%が、同サイトのレビューを参考しているといわれるほど、中国人旅行者をはじめとする訪日外国人にとってメジャーな情報サイトです。 掲載するだけで「訪日予定外国人」にアピールできる  大衆点評は日本語にすると「みんなの口コミ」を意味します。  基本的な使われ方は至ってシンプルです。大衆点評に店の評価を書き込み、その情報を共有します。  店舗の登録や口コミはユーザーがおこなう仕組みとなっており、その点は、日本で主流のグルメ情報サイト食べログとよく似ています。大きな違いと言えば、映画館や美容室、ホテルなど生活に関わる多くのジャンルの店舗が掲載されていることでしょう。  さらに、大衆点評には、店舗の基本情報や口コミだけでなく割引チケットの掲載やネット予約ができるようになっています。  中国の方にとっては、口コミや特典情報などを確認してから予約やチケットを購入することはもはや当たり前。  店に訪れる観光客をただ待っているだけでは集客は見込めません。旅行前の訪日予定外国人に対してもアプローチをはじめる必要があります。 既に掲載されている日本企業  日本のなかでは、伊勢丹や高島屋といったデパート、ビッグカメラやヤマダ電気などの家電量販店、マツモトキヨシやツルハドラッグなどのドラッグストアが大衆点評に掲載されています。思い返してみてください。どの施設にもアジア人観光客が多く集まっていると思いませんか?その理由は大衆点評への掲載による影響が大きいのです。  このほかにも、掲載されたことで集客に成功した事例はいくつもあります。  たとえば、大衆点評で日本の飲食店を検索すると「一蘭」や「かに道楽」がピックアップされていますが、なんとその口コミ数は2,000件~4,000件にのぼります。  ちなみに、日本のグルメ情報サイトに掲載されている大阪かに道楽本店の口コミ情報は100件未満。この圧倒的な口コミ数の差は、国民性によるものと言えます。  日本人は、テレビなどのマスメディアの広告を重視しますが、中国では実際に訪れた人が書き込むSNSの口コミを重視する傾向があるのです。  大衆点評は実体験による口コミが数多く寄せられている情報サイトであり、有効な情報源として多くの人に支持されているのです。投稿される口コミの数が多ければ多いほど、認知度も高まり、集客にも効果的といえるでしょう。   「インバウンド集客に興味がある」 「資料請求したい」 >>開店ポータルBizに無料相談する<<   おすすめは「公式店舗登録」  これまでお伝えしてきたようにいまやアジア圏の外国人旅行者に店を知ってもらうためにも大衆点評への登録は不可欠といえます。  もちろん、日本の店舗や施設も登録が可能です。店舗を登録する方法は、非公式と公式の2種類。おすすめは公式登録です。  公式に登録することで店舗の写真や住所、電話番号、営業時間などの基本情報が店側主体で公開できるだけでなく、集客には欠かせないクーポンの配信や口コミ返信などもできるようになります。この点も、食ベログとよく似ていますね。  また、大衆点評には広告サービスがあります。店舗を登録しただけでは、数ある店舗の中からたまたま店をみつけない限り、知られることはありませんよね。広告サービスを利用することで、ラーメンや寿司といったキーワードで検索した場合に、優先的に表示させられるほか、店舗周辺にいる利用者に対して、プッシュ通知で店舗情報を伝えることも可能になります。 「店舗運営の相談がしたい」 >>開店ポータルBizに無料相談する<< インバウンド集客の相談は開店ポータルBizに無料相談!  アジア圏にお店をアピールしたい場合、大衆点評だけでなく、中国発祥のSNS・微博(weibo/うぇいぼー)を活用する方法も有効です。2,000件以上の日本企業が微博の公式アカウントを開設しています。たとえば、ユニクロやローソン、JALなどは微博を活用して、さまざまなキャンペーンを企画、積極的にコミュニケーションを取り知名度を上げています。  中国や台湾、韓国などアジア圏の訪日外国人観光客の集客には、大衆点評と微博、そしてグーグルマップを活用するとよいでしょう。日本ではグーグルマップを使って、位置や店舗までの道のりを確認する人が多いですが、中国などではまだあまり利用されていません。とはいえ、日本にいる間の情報収集の手段として、グーグルマップを活用する訪日外国人観光客が増えています。微博で積極的に情報を発信し、大衆点評で正しい店舗情報を提供。さらに、グーグルマップでの表示を中国語や韓国語に対応しておくことでスムーズに店舗誘導し、集客に繋げていきましょう。  開店ポータルBizでは、大衆点評についてのご相談、資料請求を無料で承っています。ぜひお気軽にお問い合わせください。  
    開店ポータル編集部
    2019/11/29
  • グルメサイトの予約システムを一元管理!集客・売上・顧客満足度をアップさせる「ebica(エビカ)」の仕組み
     近年、飲食店では予約をグルメサイトから受け付けるケースが増えています。利便性の高さからお客さま満足度は上がりますが、一方で飲食店は複数のグルメサイトを管理しなければならなくなりました。また、インターネットを通した予約以外にも店頭や電話といった従来の予約管理も必要です。  本記事では、さまざまな媒体からの予約を一括で管理できる予約台帳システムebica(エビカ)についてご説明します。 複数のグルメサイトに登録するのはなぜ?  飲食店にとって、グルメサイトの予約サービスは顧客獲得のためになくてはならないツールです。グルメサイトにはそれぞれに特色があるので、ユーザー層も異なります。  飲食業界は競争の激しい世界です。そこで生き残り、繁盛店となるには「ターゲットとなるユーザーが集まるいくつかのグルメサイトに登録して、より多くの人にお店の情報を届けること」が必須となっています。 ★お店にあったグルメサイトを見つけたい方はこちらの記事もおすすめ★ 飲食店集客に役立つ「グルメサイト」17選比較! 懸念  予約の間口が広がることで、お店にとってはややめんどうな業務が発生します。それが、それぞれのサイトに入った予約を管理する「予約管理業務」です。すでに満席なのに、予約を受けてしまい、お客さまにお断りの連絡をしなければならない…なんてことも。そうなってしまっては、一度は「このお店に行きたい」と思ってくれたお客さまをがっかりさせるだけでなく、お店にマイナスイメージを持たせてしまうでしょう。  この懸念を未然に防ぐには、多方面から入る予約状況を一元管理できるサービスの導入が有効です。 予約状況を一元管理できる予約台帳システム  営業や仕込みで忙しいときにグルメサイトを一つひとつチェックするのはめんどうですよね。そこで登場するのが、「ebica(エビカ)」です。ebicaは、複数のグルメサイトの情報を連携させて、一元管理できる優れもの。さらに、予約台帳としての機能があるため、「お客さまの過去の来店日」や「来店回数」、「顧客情報」をオンライン上で管理することもできます。  従来の紙台帳に比べて、情報を簡単に確認できるため、予約管理にかかる手間やコストを大幅に減らせることは言うまでもありません。加えて、業務効率はあがり、オペレーションのクオリティも高められるため、お客さま満足度の向上にも繋がります。複数のグルメサイトに登録している飲食店であれば、導入を検討したいサービスです。   ebicaの主な6つの機能  では、具体的にどのような機能があるのでしょうか。  主な機能6つを見ていきましょう。 ①予約者情報のピックアップ  過去に予約したことのある方から電話予約が来た場合、ナンバーディスプレイによって氏名や電話番号が予約台帳に表示されます。  入力や探す手間がないため、案内もスムーズに。接客サービスの向上が期待できます。  ナンバーディスプレイで表示されなかった場合でも、姓を入力すれば過去予約者から候補を自動でリストアップ。来店回数や案内上の注意などを一目で確認できます。手書き入力対応なので、機械の操作が不慣れな方でも扱いやすくて安心です。 ②予約情報の一括管理  複数のグルメサイトに登録している場合、通常であれば予約が入るたびに各サイトの空席数をそれぞれ手入力で更新しなければなりません。しかし、ebicaでは予約情報や残席情報を自動で連携してくれるため、すべてのグルメサイトを一括で管理することができます。  たとえば、総席数が20のお店の場合、ひとつのグルメサイトから予約が入って残席が10になると、他のグルメサイトの残席数も自動で10に変更されます。店頭や電話で予約を受けた場合も、ebicaに入力しておけばグルメサイトに自動で反映されます。  変更やキャンセルなどもおこなえるので、予約管理にかかる工数が大幅に削減。ダブルブッキング防止にも繋がります。 ③オリジナルフォームの設置  お店のホームページやSNSにオリジナルの予約フォームを設置できます。フォームは空席検索、条件検索、プラン検索型の3種類。海外からのお客さま向けに英語と中国語にも対応しているので、インバウンド集客もばっちりです。  予約時は喫煙や禁煙、テーブルやカウンター、個室など席種も選択可能。満席の場合でも、予約可能な条件があれば、自動で検索、提案をしてくれます。それでも満席の時には、空きのあるグループ内の他店を案内。予約希望のお客さまをできるだけとりこぼさないサポートが充実しています。  電話からの予約の場合でも、「予約センター」という機能を使えば即座に他店の空き状況を確認、案内ができるのもebicaならではのサービスです。 ④POS連携機能  POS連携機能を使えば、オーダー取得や会計履歴などからお客さまの着席情報や退席情報をebicaに自動で反映することも。そのため、リアルタイムで正確な空席数を把握でき、効率的にお客さまを呼び込めます。  お客さまがどのような料理を注文して、どれくらいの金額を使ったかなどの記録を残すことができるので、過去のデータを参考にしながらおすすめのメニューを提案できます。ワンランク上のおもてなしで、お客さま満足度の向上に繋がります。 ⑤ダッシュボード機能  ダッシュボード機能では、予約観点での売上分析が簡単におこなえます。 ・予約と売り上げの分析 ・予約の流入経路分析 ・回転数分析 ・来店頻度分析  主に上の4つの分析が可能で、予約による売上の推移はもちろん、予約の多い媒体、少ない媒体などを把握できます。  この分析をもとに、売上向上施策や登録しているグルメサイトの見直しを図ることもできます。 ⑥セキュリティ&サポート体制  個人情報を扱う予約台帳ですが、セキュリティやサポート体制が万全に整っているため安心して利用できます。  さらにはebicaにアクセスできる端末や店舗、人を限定することもできるため、外部からの不正アクセスや漏えいを防ぐことも。また、アクセスする人によって、情報の公開範囲を変更することも可能です。  データのバックアップやサポートコールセンターの設置で、急な不具合にもっしっかりと対応してくれます。万が一ebicaが開けなくなったときには、当日~14日間分の予約を予約リスト.comから確認できます。 予約管理の仕組み  グルメサイトなどからWEB予約が入った場合の流れは以下です。 ① グルメサイトから予約が入ると「新着予約」通知が入る ②「未対応リスト」から内容を確認 ③予約帯情報が自動で作成される ④各グルメサイトから空き座席数情報が自動で書き換えられる  このほかでお店に直接電話予約が入った場合は、ebicaに手入力するだけ。座席ごとに予約の入り具合がわかるので、空き状況の確認も一目瞭然です。予約人数・時間の急な変更も、ebica上で管理できます。 対応しているグルメサイト  主要グルメサイトを含む13サイトに対応しています。 ★お店にあったグルメサイトを見つけたい方はこちらの記事もおすすめ★ 飲食店集客に役立つ「グルメサイト」17選比較! 利用料金  さて、気になる利用料金ですが、以下のようになっています。  10店舗以上を抱える場合には、利用料金がお得になります。 導入にお悩みの方は開店ポータルBizまで【ご相談無料】  このほかにも、予約者に予約確定や直前のお知らせメッセージを配信できたりと、うれしい機能が充実しています。居酒屋やビストロ、バルなどどんな業態であっても、効率的な予約環境を簡単に作れるのがebicaの強みです。  さまざまなグルメサイトを介したインターネット予約が急増しているいま、飲食店では「業務効率の改善」「オペレーションのクオリティ向上」「お客さま満足度向上」に目を向けることがより大切になっています。ebicaを上手に利用して、繁盛店を目指しましょう。  開店ポータルBizでは、予約台帳「ebica(エビカ)」についてのご相談を無料で承っております。下記のフォームからお気軽にご連絡ください。
    開店ポータル編集部
    2019/11/28
  • 飲食店経営におすすめ!Instagramを活用した集客法と効果的な運用ツール【相談無料】
     写真をシェアして楽しむInstagramは、若い世代を中心に世界中で利用されています。日本でも、フォトジェニックやインスタ映えという言葉が流行り、なかでもインスタ映えは2017年の流行語大賞にも選ばれたほど、いま主流のSNSとなっています。    実はこのInstagram、無料のアプリであるにもかかわらず、店舗や企業が宣伝、集客のツールとして利用することもできるのです。 飲食店集客に効果的な「Instagram」とは?  Instagramとは、撮った写真や動画をSNS上で共有できるスマートフォン用のアプリです。  シンプルで見やすい点が好評を得ており、特に流行に敏感な20~30代の女性の利用者が多く、また企業間では集客効果が高いことも特徴です。投稿写真に付けられている#(ハッシュタグ)で検索、情報収集をすることができ、興味がある不特定多数のユーザーに情報を届けることで多くの人と繋がることができます。 【飲食店集客】Instagramユーザーの意識調査  すこし古い情報ですが、2017年7月にサイバー・バズ社が発表した、20~40代の女性を対象とした「Instagramユーザーの意識調査」では、非常に興味深い結果が報告されました。 ●知らない企業だったのにも関わらず、Instagramで認知し、その企業アカウントをフォローしているユーザー 20代:92% 30代:89% 40代:82% ●フォローした企業の商品を購入する機会が、フォローする前よりも増えたと回答したユーザー 20〜30代:70%以上 40代:56% 出典:株式会社サイバー・バズ  なんとInstagramで認知・フォローしたというユーザーは、20・30・40代全てで80%以上。この結果から、自社アカウントをフォローしてもらうことで、将来的に商品を購入してもらえる確率が高まることが分かります。  これは飲食店や実店舗に関しても同様です。自らが「いいね」をし、「いいね」を返してもらうことでまだ自社を知らない潜在顧客に知ってもらうことが可能ということです。  また、Instagramを取り入れている企業を対象としたアンケートにおいては、一番感じている効果として「集客アップ」が1位に挙げられていました。実際に企業担当者の多くは、Instagramを導入することで集客アップや、売上拡大を感じているようです。 【飲食店集客】Instagramへの投稿が集客に直結するとは限らない   記述の調査結果から、集客に一役買っているように見えるInstagramですが、実は必ずしもInstagramを始めたからといって、投稿するだけで閲覧数があがり、集客に繋がるわけではありません。大切なのは、Instagramを理解して、その仕組みをきちんと活かした運用をすること。  より多くの人にお店のアカウントを知ってもらうには、まずは他のユーザーに「いいね」をしたり、フォローをしたりしてこちらからアクションを起こす必要があります。それにプラスして、どのような工夫をすれば、日ごろの運用が実を結び集客につながるのか――以下でInstagramの活用方法をご紹介します。 【飲食店集客】Instagramの活用方法 7つのポイント  Instagramの活用方法として開店ポータルBizがおすすめするのは、以下の7つの方法です。 1.自慢の料理やランチメニューなどをタイムリーに投稿する 2.料理動画を投稿して、プロセスをアピールする 3.ハッシュタグ投稿で、ターゲット層を狙う 4.住所を登録して地図とリンクさせる 5.ビジネスアカウントのインサイト機能でニーズを把握する 6.ビジネスアカウントを利用して広告費を抑える 7.自動運用システム 「Insta Town」を利用する  一つずつ順に見ていきましょう。 1.自慢の料理やランチメニューなどをタイムリーに投稿する  お店でどういった料理が提供されているのかを知るには、そのお店の料理写真を見るのが一番です。加えて、Instagramは、投稿写真に文章を添えることもできるので日替わりメニューや期間限定メニューがあるお店は最新情報を写真とともにタイムリーに伝えることができます。  また、Instagramの特性を活かして、インスタ映えを狙った内装作りやメニュー作りをおこなっているお店もあります。おしゃれな写真スポットを用意してお客さまに写真を撮ってもらいInstagramに投稿してもらえるよう工夫をしているのです。   2.料理動画を投稿して、プロセスをアピールする  Instagramでは写真と同様に、動画も投稿できます。完成形だけでなく、作る過程にも工夫や特徴があるものは動画でのアピールが効果的です。  また、ストーリーズ(通称・ストーリー)という機能を使うと、通常の投稿とは別でより手軽に写真や動画をシェアできます。ストーリーズの投稿は24時間経つと自動的に消える仕組みとなっているので、予約状況や期間限定キャンペーンのお知らせなど、リアルタイムな情報を流すのにもぴったりです。 3.ハッシュタグ投稿で、ターゲット層を狙う   写真を投稿するときに大事なのが#(ハッシュタグ)。#●●●のようにキーワードを入れることで、同じハッシュタグを使っている投稿を一覧で見ることができます。  たとえば、「#開店ポータル」と投稿すれば、開店ポータルの投稿がピンポイントに絞られたるため、そのハッシュタグに対するニーズが高い人に見てもらうことができるのです。  気をつけなければならないのは、ハッシュタグの検索は、完全一致のキーワードのみが結果として表示されるという点です。多くのInstagramユーザーに見てもらいたい場合は、広く知られているワードをいれるように心がけましょう。また、店名や料理名、地名のほかに、“#麺スタグラム”など、“#○○スタグラム”を使用すると多くのユーザーの目に留まりやすくなります。いろいろ試して、効果のあるハッシュタグを見つけてみてください。  Instagramでは、見られる対象が口コミなどのコメントよりも投稿写真にあります。投稿しているのは、そのお店に訪れたことのあるお客さまがほとんど。そのため、よりリアルな口コミを知ることができます。ハッシュタグを検索することで、ユーザーの投稿を見ることが出来るので、「お客さまはどういったところを気に入って、どういったところがイマイチだったのか」を知ることもできます。   「効果的な運用方法が知りたい」 「運用代行に興味がある」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう!<< 4.住所を登録して地図とリンクさせる  せっかくInstagram上でお店を見つけても、住所がわからなければお客さまは来てくれません。わざわざ自分で調べなければいけないとなると、来店意欲も低下してしまう恐れがあります。それを解決してくれるのが、位置情報です。これをつけて投稿すれば、どの都道府県のどの地域にあるのかが一目瞭然です。  また、住所を登録して地図をリンクさせることで、住所検索も可能になります。GPSを使い、現在地でお店を探すユーザーの検索にお店がヒットし、集客に繋がることも。このほか、住所検索機能は、該当場所付近も検索結果にヒットするため、近隣のお店が検索された際に、お店をアピールすることができます。 ★ありすぎてわからないグルメサイト!お店にあったものはどれ?★ 飲食店集客に役立つ「グルメサイト」17選比較! 5.ビジネスアカウントのインサイト機能でニーズを把握する  Instagramでは、企業向けのビジネスアカウントを作成することができます。インサイト機能が搭載され、プロフィールへのアクセス数やインプレッション数、フォロワーの年齢層や男女の割合などを見られようになります。それによって、どのような人が自分のお店に興味を持っているのか、逆にどの層から支持を得ていないのかを把握することができます。  もし、分析結果が想定しているターゲット層と不一致であれば、メニューなのか店内の雰囲気なのか立地なのか、何かしらの改善が必要である可能性があります。もしくは、既にファンになってくれている層にあわせて、お店のコンセプトを思いきって変えてしまうという選択肢も。ビジネスアカウントの作成は無料でおこなえるので、利用しない手はありませんね。   「お店を魅力的にアピールできているか気になる」 「運用代行って高いの?」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう!<< 6.ビジネスアカウントを利用して広告費を抑える  ビジネスアカウントの利点はもう一つあります。アカウントを切り替えると、プロフィール部分に電話・メール・地図項目の追加や、HPへの誘導が可能なURLが設定できるようになるのです。編集画面で設定した項目が画像のように電話する、メールと表示され、クリックするだけですぐに機能が立ち上がります。お店と簡単にコンタクトが取れるのでスムーズなやりとりが可能です。住所を設定すれば”道順”という項目が表示されて地図機能が立ち上がります。お店までの道順が簡単に見てもらえるようになるので、お客さまも訪れやすくなりますよ。    通常、これだけの情報を掲載しようと思ったら、それ相応の広告費用がかかってしまいます。例え月額が安く済んでいたとしても、積み重なれば大きな出費になりますよね。これがInstagramなら、お店の基本情報だけでなく、どのようなスタッフが働いているのか、店内の雰囲気、キャンペーンなど、いくらでも無料で発信することができるのです。 7.自動運用システム 「Insta Town」を利用する  いざInstagramを始めて一生懸命投稿をしても、いいねの数やフォロワー数がなかなか増えないという壁にぶつかることもあります。フォロワーを増やすためにはまず、Instagramを利用していることをアピールしましょう。そのためには、既出のように同じハッシュタグを使っているユーザーやターゲットユーザーの投稿にいいねやコメント、フォローなどのアクションを起こすことが必要となります。しかし、実際は忙しくてそのために時間を割けない場合がほとんどでしょう。そんなときにおすすめなのが、AIを利用した自動運用システムの導入です。この自動運用システムはハッシュタグを設定するだけで、同じハッシュタグを使っているユーザーに自動でいいねやフォローをしてくれます。  たとえば、コーヒーが自慢の東京にあるカフェならハッシュタグに「カフェ」と「コーヒー」を設定。すると同じタグを使った投稿を自動で探し出し、ランダムでいいねやフォローを繰り返します。そのユーザーは、カフェやコーヒーに興味があったり、好きである可能性が高いため、ニーズのあるユーザーに直接アピールができるのです。  また、いいねやフォローをされたユーザーは自分もお返しをしようという心理が働き、リアクションを起こしやすい傾向があります。その結果フォロワーの増加に繋がるのです。なかでもおすすめの自動運用システムは Insta Townです。 【関連記事】 【インスタで飲食店集客・売上UP】広告費の相場は?費用対効果が高いツールはコレ! 【飲食店集客】InstaTown(インスタタウン)のポイント  開店ポータルBizがおすすめするのはInstaTown(インスタタウン)です。InstaTownには無料期間もあるので、最初からお金をかけるのが不安な方は、まずはお試しで利用してみるのがおすすめ。 ①自動的に「いいね」やフォロワーが増える 月間約20,000人に対して、自動的に「いいね」や「フォロー」をします。 ②求めるターゲットに合わせてアプローチ やみくもにフォロワーを増やすのではなく、あらかじめ15個のハッシュタグを設定し、ターゲットを絞ってアプローチをします。 そのため、お店に興味を持ってくれそうなユーザーをフォロワーにすることができます。 ③有効なハッシュタグを分析 設定したハッシュタグから、どの程度「いいね」や「フォロー」をもらえたかなど、どのハッシュタグが効果的かを分析することが可能です。 【お申込みから設定完了までの流れ】 ①お申込み書の記入 ②Instagram開設・ビジネスアカウントに変更 ③インスタタウン設定 ④ご利用開始 ※最短3日程で利用開始できます。詳細が気になる方は、お気軽にこちらからご連絡ください。 SNS集客の悩みは、開店ポータルBizに無料相談しよう!  今では検索エンジンを使用せずに、Instagramでお店を検索して足を運ぶ人が多くなりました。フォロワーや「いいね」が多くなるほど知名度はあがり、集客に繋がります。またInstagramで話題になると、テレビや雑誌などのメディアに取材される可能性も高まります。 ★そのほか無料ではじめられるSNS集客・Web集客について★ 飲食店にWeb集客は必須!集客に有効な5つの無料サービスとは?  「Insta Town(インスタタウン)」は開店ポータルBizでもご案内しています。ぜひお気軽にご相談ください。お店の情報を上手に発信して、効果的なプロモーションに繋げましょう。
    開店ポータル編集部
    2019/11/27
  • 写真を撮るだけで簡単見積もり!業界最安値の引越しサービス「Hi!MOVE(ハイムーブ)」
     「お客さまが増えて手狭になった」「入居しているビルの取り壊しが決まった」…そうなると心配なのが、店舗移転にかかる費用です。「見積もり比較サイトに登録したとたん、引越し業者から大量の営業電話がかかってきて驚いた!」というオーナーも少なくありません。    そこで利用したいサービスが、『Hi!MOVE(ハイムーブ)』。個人情報の登録は必要なく、スマートフォンで荷物の写真を送るだけで、引越し料金の見積もりがとれます。本記事では、同サービスを利用するメリットや、引越しの流れをまとめました。 Hi!MOVE(ハイムーブ)って、どんなサービス?  『Hi!MOVE(ハイムーブ)』は、株式会社グライドが運営する引越しシェアリングサービスです。2019年1月に、東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県からサービスを開始しました。  現在は北海道、新潟県、滋賀県、三重県、京都府、大阪府、和歌山県、兵庫県、福岡県、そして名古屋市(一部地域は対象外)も対象エリアとなっています。単身者をターゲットとしたサービスですが、すべての間取りに対応できるため、店舗や事務所の引越しにも利用できます。  Hi!MOVEではシェア引越し、及び引越し会社の空きトラックマッチングをおこなっており、さらに、電話対応や見積りを自社でおこなうことで人件費をカット。これにより、他社より3~4割ほど安い引越し料金を提案できるのです。  作業にあたるのは、グライドが提携しているプロの引越し業者。大切な厨房機器やインテリアも、傷つけることなく丁寧に運んでくれます。 Hi!MOVEを利用する4つのメリット  では、Hi!MOVEにはどのようなメリットがあるのでしょうか。 ①「写真を撮るだけ」で見積もりが可能 ②引越し料金「業界最安値」を実現 ③営業電話がこない ④空スペースシェアの『モノオク』と提携している  一つずつ見ていきましょう。 ①「写真を撮るだけ」で見積もりが可能  見積もりに必要な情報は、引越し予定日、現在の店舗の住所と間取り、新しい店舗の住所だけです。荷物の写真を撮って基本情報とともに送るだけで、すぐに引越し料金の見積もりがとれます。  しかも、荷物を一つひとつ撮る必要はなく、荷造り前の店内の写真を撮るだけでOK。「厨房、客席、玄関」のようにざっくりと分けて、数枚送るだけで大丈夫です。   ②引越し料金「業界最安値」を実現  他社の6~7割ほどの料金で引越しができるHi!MOVE。どうしてこれほど安くなるのでしょうか?  それは、1台のトラックを複数の依頼主でシェアし、ひとりあたりの引越し料金を抑えているから。依頼主どうしで、料金を割り勘するようなイメージです。  トラックの空き時間を有効に使い、1日3~4件の引越しをこなしているのも安さの秘密。荷物が多くて、ほかの依頼主とスペースをシェアできない場合でも料金は変わりません。  ちなみに、運ぶときには、他の依頼主の荷物と混ざらないよう、しっかり仕切りをしてくれます。プロの引越し業者が、荷物の運搬から新店舗への運び込みまで、丁寧におこなってくれるので安心です。   ③営業電話がこない ​​​​​  引越し料金の見積もり比較サイトは、電話番号やメールアドレスを登録しないと利用できません。登録したとたんに大量にかかってくる引越し業者からの電話には、うんざりしてしまいますよね。  Hi!MOVEでは、見積もりに個人情報の登録は不要です。氏名や電話番号などを登録するのは、見積もり金額に納得し、引越しを決めてから。そのため、引越し業者からのひっきりなしの営業電話に悩まされることがありません。 ④空きスペースシェアの『モノオク』と提携している monooQ HP:https://monooq.com/  空きスペースのシェアリングサービス『monooQ(モノオク)』と提携しています。モノオクは、使っていない部屋や物置などの空きスペースを個人どうしでシェアできるサービス。新しいお店に入り切らない備品や在庫がある場合には、近所で空きスペースを貸し出している家を検索して、預かってもらうことができます。 引越しまでの流れ  Hi!MOVEの利用から引越しまでの流れを見ていきましょう。すべてのやり取りはご自身のスマホから簡単におこなえます。   Step1:必要事項の入力 見積もりに必要な情報は、引越し予定日、お店の現住所と間取り、新住所だけ。個人情報の登録は必要ありません。 Step2:荷物の写真を撮って送信 荷造り前の店内の写真を数枚送るだけでOK。段ボールに詰めた状態でなくてもかまいません。 Step3:見積もり 引越し内容と荷物の写真から、すぐに見積もりが取れます。料金の相場も表示されるので、他社と比べてどれくらい安くなるのかがわかります。 Step4:申し込み 金額に納得したら「この費用で申し込む」をタップし、個人情報の入力に進みます。スタッフから折り返しの電話があり、荷物の情報などを確認します。 エレベーターの有無、新しい店舗の前にトラックが入れる幅の道があるかなどの確認もこのタイミングでおこなわれます。 必要であれば、荷造り用の段ボールがもらえるので希望する場合は伝えましょう。 また、当日の作業時間を指定する場合は料金が変わるので、このタイミングで相談しましょう。 Step5:入金 引っ越しの3日前までに料金を支払い、荷造りをしておきましょう。 Step6:引越し エアコンの取り外しや不要な家具の処分などは別料金となるので注意しましょう。  支払い方法は銀行振込とクレジットカードから選べますが、QRコード払いの導入も検討されているようです。支払いまでスマートフォンで完結できるようになれば、ますます便利になりますね。  さらに、引っ越しトラックの空き状況がわかる機能や、オークションサービスとの連携による不要家具の買い取りなど、新機能が追加される可能性も。対象エリアも随時拡大していくとのことです。「どんなサービスなのかもっと詳しく知りたい」という方はお気軽にこちらからご連絡ください。開店ポータルbizのコンシェルジュが詳しくご説明いたします。 「リーズナブルなのに丁寧な仕事」が選ばれる理由  新しい引越しシェアリングサービス『Hi!MOVE』の魅力を、感じていただけたでしょうか。  2019年9月~10月度のアンケートでは、同サービスを利用した依頼主のなんと97%が、「満足」「大変満足」と回答しています。  「安い引越しサービスって、危なくないの?」そんな不安を吹き飛ばす、丁寧な引越し作業も選ばれる理由のひとつ。お店の移転を考える飲食店オーナーにも、自信を持っておすすめできるサービスです。  開店ポータルBizでは、「店舗の引越し」に関するご相談を無料で承っています。また、姉妹サイト開店ポータルへの無料掲載にご興味のある方からのお問い合わせも大歓迎!詳しくは下記フォームからお気軽にご連絡ください。  
    開店ポータル編集部
    2019/11/26
  • 飲食店の節水方法4選!「水道代が高い」なら水道料金削減額シュミレーションを受けよう【無料】
     飲食店を経営するうえで、水道光熱費や通信費などのランニングコストはできるだけ削減しておきたいものです。なかでも、水道料金は必ず毎月請求がくるもの。調理や皿洗い、流水、手洗い、掃除など、毎日使用する水道使用量には思わず目をつむりたくなるオーナーも多いのではないでしょうか。  本記事では、水道料金の削減に焦点をあて、飲食店におすすめの節水方法や節水商材をご紹介します。 高い割合を占める水道光熱費  一般的に飲食店の水道光熱費は売上の10%と言われています。なかでも水道料金は、水をたくさん使う業種のため、大きな割合を占めています。いくら節水を心がけても、料理、食材の洗浄、調理器具の洗浄、食器の洗浄に日々の清掃など、節約したくても節約できない必要経費ですよね。しかし、水道料金は簡単に削減できるもの。特に洗浄に使用する水は、工夫次第で大幅に削減できます。 「店舗経営の悩みを相談したい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 節水の基本を知ろう!  節水の方法にはさまざまありますが、いますぐにはじめられる効果的な節水方法は以下の4つです。 ①「浸け置き洗い」の徹底 ②水道料金の「見える化」 ③「下水道料金の減免」を受ける ④節水商材「バブル90」の導入  ひとつずつ見ていきましょう。 ①「浸け置き洗い」の徹底  皿洗いをするさいに、浸け置き洗いをすることは節水対策の基本中の基本です。今日からはじめましょう。  方法は簡単。洗い桶やシンク一杯に40度以上のお湯をため、そこに洗剤と食器を入れて汚れをふやかします。そうすることで、食器一つに使用する水の使用量をぐっと抑えることができます。汚れは乾燥したまま放置しておくと落ちにくくなってしまうので、速やかに浸けることが付け置き洗いのポイントです。 ②水道料金の「見える化」  水道料金を節約するためには、毎月どのくらい使っているのかを把握すること、そしてどうすれば水道料金を下げられるのかを考えることが大切です。  まずは店主が毎月の水道料金をきちんと把握して、スタッフに共有し、節水に対する意識を高めていきましょう。  「水を出す時間を1秒でも短くする」といった小さなことからでも構いません。大切なのは店全体が一丸となり、目標を立てて取り組む姿勢。小さなことでもどんどん実践していきましょう。 ③「下水道料金の減免」を受ける  水道料金を削減したい場合、下水道料金の減免を受けるのも一つの方法です。細かな基準が設定されていますが、飲食店の業種によっては料金が減免されることもあります。  東京都の場合、水道料金の減額対象業種に指定されているのは主にパン製造小売業、日本そば店、中華そば店、民生食堂・大衆食堂、大衆すし店などが挙げられます。減免内容は1月当たり51m³から200m³までの水量1m³につき5円を乗じて得た額に100分の108を乗じて得た料金とのこと。ご利用の水道局を調べ、対象となっている場合は申請をしましょう。 ④節水商材「バブル90」の導入  バブル90は、特殊構造により、マシンガンのように連続で水を飛ばす脈動流を生み出す節水コマです。この構造により、約80%~90%の節水率を実現しながらも、洗浄力は通常蛇口と全く変わりません。  お手入れも簡単で、設置したリングを1秒間引っ張ることで、内部のサビや汚れを洗い流すフラッシュ機能がはたらきます。そのため、取り外してのメンテナンスも必要ありません。このほか、リングを回すことで水圧を調整することもできます。  数ある節水コマのなかでも、バブル90はテレビ番組や新聞などでも取り上げられているほど、話題の節水商材。その費用対効果も大きく、「導入してから半年で初期費用を回収し、残りの削減額は全て利益に回せている」といった口コミも多いです。 「ランニングコストを削減したい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 最も効果的なのは「バブル90」の導入  既出のように、節水の方法にはいくつかの方法があります。ですが、「手っ取り早く劇的に削減したい」といった場合には、バブル90の導入の右にでる方法はありません。バブル90について、もう少し詳しく見ていきましょう。  バブル90は、株式会社ディージー・タカノが製造する節水コマ。2018年12月時点で、全国約24,000店舗もの飲食店に導入されています。導入店舗は飲食店のみならず、スーパー(約1,200店舗)、病院・福祉施設(約320施設)、工場(約90施設)、世界的に有名な一流ホテルなどでも活躍しています。     さらに、バブル90は世界ではじめて「無電力での脈動流を可能にした特許技術の節水コマ」です。脈動流とは、企業秘密の特殊技術で、空気を含んだ細かい水の粒をマシンガンのように放出します。高い水圧で水を放出することによって、普通の蛇口から出る水の1/10の水量で、100%の水量よりも高い洗浄力を可能にしています。  水量を変えたいときは、リングを回すだけで簡単に調節できます。たくさんの水が必要なときでも取り外す必要はありません。 導入に必要な設備  バブル90の導入には、簡単な工事が必要な場合があります。蛇口に泡沫金具がついているのであれば、工事の必要はありません。  また、先端が膨らんだ丸形蛇口の場合には、専用の蛇口に付け替える必要がありますが、大掛かりな工事や設備導入はありません。 導入費用  導入のための費用は決して安いものではありませんが、毎月30%ほど水道料金が削減できるおかげで、3か月~半年ほどで投資は十分回収できます。 買い切りで利用すれば維持費がかからず、経営を悩ませる心配もありません。  また、導入を検討している方にうれしい「テスト設置」も実施中。気になる方はお気軽にご連絡ください! バブル90 利用店舗の声  実際に使用している日本料理店『車力(しゃりき)』の事例です。 「バブル90」の導入について  店主・飯島様「もともと他社の節水コマを使用していましたが、バブル90はそれよりも節水力が60%も高かったので、導入しました。契約から導入まで2週間もかかりませんでした。」 導入後の効果について  飯島様「導入後すぐに効果があらわれました。月1万円以上、水道料金が安くなりました。少ない水量で洗浄しているにもかかわらず洗浄力がとても高く、こびりついた汚れもしっかり落としてくれます。目詰まり防止機能があるのでメンテナンスの必要がないのもうれしいですね。今後もずっと使用していきたいです。」 ★姉妹サイト:開店ポータル取材記事『車力』★ 【東京・神田】心を込めたおもてなしと本物の食材。老舗料理店『車力』が60余年愛される理由 「水道料金を削減したい!」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<< 「水道料金削減額シュミレーション」無料実施中!  節水はめんどうな取り組みをしなければならないように思われがちですが、そんなことはありません。まずは、浸け置き洗いや水道料金の見える化など、いますぐにはじめられることからチャレンジしてみましょう。 ★あわせて読みたい記事はこちら★ >>個人飲食店の「節税対策」といきすぎた節税が招くリスク >>食品ロス削減推進法とはなにか?大手外食各社の取り組みから個人飲食店が学ぶべきこと  開店ポータルBizでは、バブル90を取り付けたさいの「水道料金削減額シュミレーション」を無料で承っております。バブル90についてもっと詳しく知りたい方、導入をご検討中の方は、お気軽に下記のフォームよりご連絡ください。
    開店ポータル編集部
    2019/11/24
  • 現金主義のサイゼリヤが一部店舗でキャッシュレス決済を導入!その理由についてリサーチしてみた
     国内に1,085店舗、海外に384店舗をチェーン展開する、イタリア料理店『サイゼリヤ』(2019年8月時点)。本格的なイタリア料理にもかかわらずメニューのほとんどが500円以内と安いことから、老若男女を問わず幅広い世代の人々に人気です。  そんな同社について、多くのユーザーがある疑問を抱えています。それは、近年のキャッシュレス化の波のなか、あくまで「現金払い」にこだわっていること。  飲食店の多くが、利便性の向上やインバウンド集客を意識して、キャッシュレス決済を導入している近年。サイゼリヤが現金主義の方針をつらぬく理由と、最近の動きについて調べてみました。 「現金払いのみ」にこだわってきたサイゼリヤ サイゼリヤ HP:https://www.saizeriya.co.jp/  キャッシュレス決済には、「現金を持ち歩かずに済む」「支払いが簡単」といったメリットが多く、飲食店や小売店、各種施設などさまざまな場所で導入が進んでいます。  近年では「PayPay」「楽天ペイ」などのQRコード決済も数多くリリースされ、各社のキャンペーン、政府によるポイント還元政策などがおこなわれています。 ★ポイント還元政策について詳しく知りたい方はこちら★ 飲食店のQRコード決済導入メリット、キャッシュレス・消費者還元事業とは  しかしサイゼリヤでは、一部店舗(ショッピングモールなど、「キャッシュレス決済OK」が出店条件であるテナントのお店)を除き、基本的に現金払いのみ。  クレジットカードやデビットカード、EdyやSUICAなどの電子マネー、ギフトカードなどの金券類、QRコード決済はすべて利用できないのです。 サイゼリヤがキャッシュレス決済を導入しない理由  サイゼリヤほどの大手チェーンがキャッシュレス決済を導入しないのは、なぜなのでしょうか。サイゼリヤの経営理念から、その理由を考えてみました。 目指すのは、「安さ」と「おいしさ」の両立  サイゼリヤの企業理念として、「リーズナブルな価格とおいしさという矛盾する難題に取り組む」といったものがあります。これは「日本の食をゆたかにしたい」という創業者の想いからくるものです。  同社は、自社で畑を持ち、トマトやレタス、お米などを開発・栽培しています。さらに、「ビーフ大国&ミルク大国」のオーストラリアに自社工場をかまえ、ホワイトソースやハンバーグを低コストで製造。グラスワイン100円という驚きの価格は、本場イタリアにぶどう畑をつくり、サイゼリヤ専用のタンクで製造することで実現しています。  素材にこだわりつつ、商品の開発、生産・加工、配送までを自社でおこなうことで、余分なコストをとことんカット。これにより、「安さ」と「おいしさ」を両立しているのです。 手数料による損失分を、価格に上乗せしたくない  クレジットカードで決済をすると、決済総額の3~5%の手数料が発生します。たとえば、サイゼリヤの定番メニュー「ミラノ風ドリア(299円)」が売れたとします。手数料が5%とすると、お店はカード会社に299×0.05=15円を支払わなければなりません。  手数料がたったの15円でも、ミラノ風ドリアは一日に数えきれないほどオーダーの入る人気メニューです。それが全国1,000以上の店舗で、何か月、何年間と続けば、膨大な損失になるのは目に見えています。  つまり利益を維持するためには、この15円を商品価格に上乗せするしかないのです。 ★おすすめ記事;「キャッシュレス」がよくわからない方はこちら★ キャッシュレス化の問題点と推進される理由  少しでも安い価格で、ひとりでも多くのお客さまにおいしい食事を提供したいと考えるサイゼリヤにとって、「増やさなくてよいコストを増やすこと」にも、「価格を上げること」にもメリットはありません。これが、現金主義の姿勢をつらぬいてきた理由だと考えられます。 いずれはキャッシュレス化する予定だった?  しかし最近になって、「サイゼリヤの一部店舗(ショッピングセンター内など以外の店舗)で、キャッシュレス決済がOKになった」というSNSでの報告が話題になりました。  サイゼリヤが、キャッシュレス化の道へ歩みだした理由は何なのでしょうか?  サイゼリヤ社長の堀埜(ほりの)氏は、『日経ビジネス』のインタビューに対し、「最終的には乗るんですよ。キャッシュレスはやるんです。」と話しています。キャッシュレス決済の導入を見送っていたのは、「決済端末の開発速度を見ていたから」なのだとか。  サイゼリヤは、全国に1,000店舗以上ある大型レストランチェーン。そこにキャッシュレス決済用の端末を導入するとなると、億単位のコストがかかります。そのうえ、キャッシュレス決済は日々進化し続け、開発が進んでいる分野。変化に弱い端末を購入してしまうと、新しい決済方法が入ってきたときに対応できなくなる可能性もあります。キャッシュレス決済の導入自体を先送りにすることで、そのリスクを抑えていたというわけですね。  決済手数料についても、堀埜社長は、「キャッシュレス決済をはじめたことでお客さまが増えたら、収入も増える。本格的にキャッシュレス決済を導入するのであれば、そのときだ。」と話しています。手数料が3%かかるなら、売上が5%増えればそれでいい。そのタイミングがいつになるかだ、と考えているようです。   >>キャッシュレス決済の導入について無料相談する<< 現金主義も悪くはないけれど…。  サイゼリヤは、キャッシュレス決済の導入による効果をはかるため、一部の店舗での実証実験をおこなっている最中。そのため、すぐに全国の店舗でキャッシュレス決済ができるようになるわけではありません。  しかし、キャッシュレス化に向けて動き出していることは確実で、2020年のオリンピックの時期を見据えて、首都圏を中心とした展開を考えているそうです。  サイゼリヤのように、「現金払いのみ」の姿勢をつらぬく飲食店も少なくはありません。しかし、忙しい時間帯のレジの混雑や会計ミス、レジ締め業務にかかる手間や盗難被害のおそれを考えると、キャッシュレス決済の導入がもたらすメリットは小さいものではありません。  レジ業務を効率化し、もっとも力を入れるべき業務に身を入れられるようになれば、より質の高いサービスを提供できるようになるでしょう。 ★おすすめ記事;QRコード決済サービスについて★ 飲食店キャッシュレス対策「QRコード決済サービス14社」を比較してみた ✨Point✨  複数のキャッシュレス決済サービスの導入を検討している場合、一つひとつのキャリアに申請・手続き・申し込みをするのは、とても面倒ですよね。開店ポータルBizは、複数のキャッシュレス決済サービスの販売代理店です!店舗オーナーさまにとってご面倒なお手続きを無料でサポートしています。キャッシュレス決済サービスの導入をご検討中の方、より手軽にはじめたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください! 「キャッシュレス決済選び」に悩んだら開店ポータルBizに無料相談!  キャッシュレス決済をはじめるには、レジに専用機器をそろえる必要があるため、「初期費用がかかるから」と導入に踏み切れないお店も多いでしょう。しかし、続々とリリースされているQRコード決済であれば、導入のハードルはぐっと下がります。なかには、アプリを決済用スマートフォンやタブレットにダウンロードし、QRコードをレジに置くだけで完結するものも。高額な端末を購入せずに、手軽にはじめられる決済サービスが増えています。  現金主義だったサイゼリヤが動き出したこともあり、ますます進んでいくとみられる飲食店のキャッシュレス化。あなたのお店では、もうはじめていますか?  「LINE Pay」のように、期間(2021年7月)限定で決済手数料を無料にしているサービスもあります。まだキャッシュレス化に踏み切っていないお店は、手数料の無料期間を利用して、実験的に導入してみるのもいいかもしれません。  開店ポータルBizは、複数のキャッシュレス決済サービスの販売代理店です!「あなたのお店にあったQRコード決済サービス」のご提案や、店舗オーナーさまにとってご面倒なお手続きを無料でサポートしています。キャッシュレス決済サービスの導入をご検討中の方、より手軽にはじめたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
    開店ポータル編集部
    2019/11/24
  • ミシュランガイドの歴史・調査員・星の獲得方法・集客効果・秘密について徹底的に調べてみた
     世界的に有名なレストランガイド「ミシュラン」。2019年のTBS秋ドラマ、木村拓哉さん主演のミシュランの三つ星獲得を目指すヒューマンストーリー『グランメゾン東京』が人気を博し、世間からの注目も熱くなっています。    飲食店を経営するオーナーにとっても、ミシュランは気になる存在ではないでしょうか。グランメゾン東京のように星の獲得を目指す店もあれば、評価基準に疑問を持つ店、はたまた「自分の店とは無縁だ」なんて他人事のように感じている人もいるでしょう。  そもそも、ミシュランガイドとはどのようなものなのでしょうか。気になりますよね。そこで、開店ポータルBizでは、ミシュランの歴史から覆面調査員について、星を獲得する方法、星付きになった場合の集客効果まで、徹底的に調べてみました! ★おすすめ記事:ありすぎて何がいいのかわからない「グルメサイト」★ 飲食店集客に役立つ「グルメサイト」17選比較! ミシュランガイドの歴史 日本ミシュランタイヤ株式会社 HP:https://www.michelin.co.jp/  いまでこそグルメのイメージが強い「ミシュラン」ですが、もとは1889年にフランスで創設された自動車のタイヤメーカーです。ミシュラン創設当時、自動車には給油や故障などのトラブルが付きものでした。  そこで創設者(ミシュラン兄弟)は、1900年8月、タイヤに関する知識や駐車場、ガソリンスタンド、自動車整備場の情報に、遠くまでドライブするのに便利なホテルやレストランの情報をまとめた赤い表紙の冊子3万5,000部を無料で配布することに。これがミシュランガイドのはじまりです。  このミシュランガイドは毎年刊行され、1920年からは有料となりました。やがてホテルや飲食店の情報に特化した現在のスタイルに進化し、ミシュランの星を獲得するのは「最高の栄誉」と称えられるまでになったのです。  ちなみに、アジアではじめて刊行されたミシュランガイドは、2007年の東京版。いまでは日本全国が対象となり、日本各地の特別版も刊行されています。 「匿名調査員」の実態は?  ミシュランの調査は極秘におこなわれます。調査員はごく普通の一般人に紛れていて、気づかれないように調査しているようです。そんなミシュランの調査員は全員がミシュランの社員。フルタイムの仕事として毎日世界中を食べ歩き、極秘調査をしています。なんと一週間に10食以上も調査のために食べ歩くという、なかなかハードな仕事です。  ミシュランの調査員になるには、ホテル学校の卒業生、または5~10年ホテルやレストラン業界を経験していなければなりません。採用されると数か月間ヨーロッパでトレーニングを受け、ミシュランガイドの理念や評価基準を学びます。その後は先輩調査員の指導のもとで経験を積み、独り立ちできるようになってから本格的に調査に加わるのだそう。厳しいトレーニングを乗りこえた、確かな舌と強靭な胃袋と体力、語学、知識を備えた限られた人だけが、ミシュランの調査員になれるのです。  調査員は自分がミシュランの調査員であるということも秘密で、ごくわずかな人しかその正体を知りません。いつも職業を偽り、世界中を旅して歩くため、自宅に帰れるのは週末だけ…なんてこともザラにあるようです。 星を獲得する方法・評価基準とは?  それではミシュランガイドの「評価基準」はどのようなものでしょう。  ミシュランの公表によると、審査項目は以下の5点。 ①素材の質 ②調理技術の高さと味付けの完成度 ③独創性 ④コストパフォーマンス ⑤常に安定した料理全体の一貫性  そして、星の意味は以下のようになっています。 『★』その分野で特においしい料理 『★★』きわめて美味であり、遠回りをしてでも訪れる価値がある料理 『★★★』それを味わうために旅行する価値がある卓越した料理  フランス本国やヨーロッパでは店内の「しつらえ」も評価対象になるといわれていますが、日本では「料理のみ」が評価対象になっているようです。しかし、実際に一つ星を獲得したレストランによると、しつらえにも力を入れているのだとか。一方で、数年前にはラーメン店や居酒屋が星を獲得したことも話題になりました。格調高いレストランや日本料理だけでなく、庶民の味でも独創性やおいしさのレベルが高ければ、星を獲得することは夢ではないようです。ミシュランの星を狙いたいのであれば、ふだんから料理のおいしさを追求する姿勢が大事というわけですね。  とはいえ、ミシュランのこのあいまいな評価基準に疑問を持つ人も多いのが実情です。また、星を維持するために高級な食材を使い、高級な料理を提供し続けなければいけないことで経営が苦しくなった飲食店が「ミシュランの星を辞退した」というニュースもいっとき世間を騒がせました。ミシュランの星が欲しい飲食店がある一方で、ミシュランガイドの意味に疑問を持つ飲食店も多いようです。 ミシュランはやっぱりすごい!その集客効果  既出のことから、ミシュランガイドは毎年何かと論争を巻き起こすお騒がせガイドでもあります。ミシュランガイドへの掲載には、どれほどの集客効果があるのでしょうか。  一説によると、ミシュランガイドで一つ星を獲得すると、売り上げが3割アップするといわれています。「ミシュランガイドに掲載されてから予約が取りにくくなった」、「何時間も行列に並ばなければならなくなった」…という声もよく耳にします。一つ星でこの集客効果というのですから、三つ星ともなると庶民にはなかなか手が出せないレベルになりそうです。  開店ポータルBizでも、実際にクラブミシュランが運営する「ミシュラン公式ガイド」に掲載のある店舗の予約を試みました。予約の電話をかけたのは2019年の10月あたま。来店予定日を2020年1月中に設定し、3つ星と2つ星のフレンチ、和食のお店10店舗ほどを狙いました。…結果は、なんと全日満席!いちにち粘り一つ星のお店を予約しましたが、「一日でも遅ければ予約に繋がらなかった」ようにも感じます。「ミシュランの集客効果は絶大」といっても過言ではなさそうです。 ★おすすめ記事:ミシュランガイドに頼らない売上UPの方法★ 「売上UP」は業務効率化・コスト削減・集客に力をいれて叶えるもの ミシュランガイドのディープな秘密  以上のように、ミシュランガイドは匿名で調査され、秘密のベールに包まれている謎の多いガイドブックですが、公式サイトにはディープな秘密も掲載されています。さらに実際に星を獲得した飲食店が経験した、ミシュランガイドの秘密も併せてご紹介しましょう。 ・時には名乗ることもある?  より詳しい情報が必要な場合は、匿名調査員が名乗って、店主に質問することもあるようです。また、食器のメーカーを確認する、注文内容が不自然という点で、匿名調査がばれることもあるようです。 ・ミシュランガイドの読者の情報も重要?  ミシュランガイドは、読者からの情報も参考にしているようです。重要な情報だと判断した場合は再度調査員が調査しに来ることも。匿名調査員だけではなく、ふだんお店に通っているお客さまもミシュランの調査に関わっているかもしれません。 ・評価は毎年見直される?  ミシュランの星の常連になっているレストランが多いことで、ミシュランガイドの評価に疑問を持つ人もいるようですが、実際はそうではなく、評価は毎年見直されているようです。中には星の評価から転落したショックで自殺した料理人もいるとか。ミシュランの星を維持するのは並大抵の努力ではないようです。 ・第二次世界大戦中重要な情報源だった?  長い歴史を持つミシュランガイドは、圧倒的な情報量とその正確さから、第二次世界大戦中に連合軍の情報源として活用されたのだとか。ミシュランガイドの信頼の高さがうかがえますね。 ・ミシュラン掲載は事前にわかる?  ミシュランの一つ星を獲得した飲食店によると、ミシュランガイドに掲載されたかどうかは事前に連絡が入るそうです。ただし、「星をいくつ獲得した」というような具体的な通知ではなく、ミシュラン側からホテルのビュッフェ形式のパーティーに招かれるというもの。  パーティーに参加すると、そこで初めていくつ星を獲得したか発表されるそうです。初掲載の飲食店は登壇させられるため、当日の朝に出席確認の電話が入るのだとか。ミシュランから連絡が来るか来ないか、飲食店にとって年末は緊張の高まる季節になるようです。 「星を意識する」姿勢が店づくりに繋がる  秘密のベールに包まれている謎の多いミシュランガイド。評価基準があいまいなぶん、更新時期をむかえるたびに論争の的になっています。それでもミシュランの星への意識は、たとえ星が取れなくともお客さまへのおもてなしの質を高め、よりよい店づくりにつながります。 ★「おもてなし力」向上に関する記事はこちら★ 飲食店の「スタッフ育成・教育マニュアル」の作り方を知ろう  ミシュラン掲載は集客に繋がる――と先述しましたが、集客効果のある情報掲載媒体は、ほかにもたくさんあります。開店ポータルBizが運営する開店ポータルもそのひとつですし、4大グルメサイト(食べログやぐるなび、Retty、ホットペッパーグルメ)にも集客力があります。  開店ポータルBizでは、インフラ周りのコスト削減のほか、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。「どのグルメ情報サイトに掲載すればいいのかわからない」といった方もご安心ください、あなたのお店にあったサービスをご提案いたします。お気軽に下記フォームよりお問い合わせください。
    開店ポータル編集部
    2019/11/23
  • キャッシュレス決済「au PAY」の導入方法・入金サイクル・費用をまとめてみた!
     スマートフォンがお財布代わりになる時代!続々と新たなキャッシュレス決済サービスが登場するなかで、2019年4月19日にはKDDI株式会社が「au PAY」というキャッシュレス決済サービスの提供をはじめました。  決済の方法や導入のメリット、費用、申し込みの手順などについて調べてみました。 au PAYってどんなキャッシュレス決済サービス? au PAY HP:https://aupay.wallet.auone.jp/  au PAYは、スマートフォンで決済をおこなえるキャッシュレス決済サービスです。auのスマートフォンユーザーは、「au WALLETプリベイドカード」の申し込みをすることで利用できます。ほかのキャリアで契約している場合も、au IDの取得やau WALLET アプリのインストールをおこなえば利用可能。    au PAYユーザーは、決済するたびに支払い時に利用できる「au WALLETポイント」を貯められます。このポイント還元があることから、現金よりもお得に食事や買い物ができます。 ★d払いについてはこちら★ 国内利用率が高いキャッシュレス決済サービス「d払い」について詳しく調べてみた 決済方法  au PAYの決済方法には、「店舗が提示したQRコードをお客さまに読み取ってもらう方法」と、「お客さまが提示したQRコードを店舗が読み取る方法」があります。 店舗が提示したQRコードをお客さまに読み取ってもらう方法 【決済手順】 QRコードの提示→金額確認→決済完了  店舗に設置してあるQRコードをお客さまに読み取ってもらったら、お客さま自身でスマートフォンに決済金額を入力してもらいます。内容に間違いがないかどうかを店舗が確認後、問題なければ「決済実行」ボタンを押してもらって決済完了です。店舗側で、スマートフォンやタブレットなど端末の準備をする必要はありません。 お客さまが提示したQRコードを店舗が読み取る方法 【決済手順】 金額入力→QRコードの読み取り→決済完了  店舗が読み取り端末で金額を入力した後、お客さまが提示したQRコードを読み取ったら決済完了です。読み取りは、店舗向けの無料アプリ“au PAY for BIZアプリ”や“au PAY専用端末”でおこなえます。POSレジを導入している店舗であれば、そちらで読み取ることも可能です。  au PAY for BIZアプリは、お手持ちのスマートフォンやタブレットでアプリをインストールするだけで利用できます。au PAY専用端末を利用する場合は、別途でレンタルの契約が必要です。その際、レンタル料が発生します。 「auPAYを導入したい」 「資料請求したい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<<   ★PayPayついてはこちら★ いま全業界で話題のQR決済「PayPay」について詳しく調べてみた au PAYの5つのメリット  au PAYのメリットをご説明します。主なメリットは、以下の5つです。 ①集客アップの効果が期待できる ②手間と費用負担なしで気軽に利用できる ③ポイントで来店や購買意欲の促進を図れる ④店舗用アプリで取引履歴を確認できる ⑤ほかサービスにも同時に申し込める  一つずつみていきましょう。 ①集客アップの効果が期待できる  KDDI株式会社の発表によると、2019年10月時点でau PAYの登録者数は600万人を突破しています。大手の通信会社が提供しているauのサービスなので、認知度が高く、ほかのキャッシュレス決済サービスよりも利用してもらいやすいです。  また、au PAYを利用する可能性のある潜在顧客が多いのも強みです。特に、既にauのスマートフォンを契約している方やこれから契約を検討している方など。年齢や性別を問わず、幅広い層に利用してもらえることが見込めます。 ②手間と費用負担なしで気軽に利用できる  au PAYなら初期費用や端末代、入金手数料がすべて無料。さらに、2020年7月31日まではキャンペーン期間となっているため、決済手数料も無料になります。できるだけ余分なコストを抑えたい飲食店にとっては、大きなメリットです。  どの決済方法を選ぶかによって異なりますが、基本的には専用端末なしで利用できます。そのため、機器の設置などといった導入時の手間がかからないのも魅力の一つ。気軽にはじめやすいサービスです。 ③ほかのサービスにも同時に申し込める  au PAYの申し込み時に、AlipayやWe Chat payといった、ほかのサービスにも同時に申し込むことが可能です。2つとも中国で普及しているサービスのため、中国人観光客の集客アップや購買の促進を図る効果が期待できます。  2020年3月31日までは、決済手数料が無料で利用可能。au PAY同様に、お得に利用できるのがうれしいポイントです。2020年4月1日以降になると、費用が発生する可能性があります。 ★中国人観光客の集客に関する記事はこちら★ 黒字飲食店の近道!中国人観光客の集客で他店と圧倒的な差をつける ④ポイントで来店や購買意欲の促進を図れる  au PAYで決済するたびに貯められる、au WALLET ポイント。200円の支払いごとに1ポイントが付与され、1ポイント1円で利用することができます。auユーザーで、auスマートパスプレミアムという有料会員になっている場合は、200円ごとに3ポイント付与されます。ポイントを貯めるために繰り返し利用してもらえる可能性が高いので、リピーター獲得に繋がります。  さらに、会員限定の“三太郎の日”をはじめとして、さまざまなポイント還元キャンペーンをおこなっています。該当の日はau PAYを利用するユーザーがとても多いです。そのため、自動的に来店数や売り上げがアップすることが期待できます。 ⑤店舗用アプリで取引履歴を確認できる   au PAY for BIZアプリを利用すれば、取引履歴を簡単に確認できます。au PAYを利用しての決済が多い時期や曜日、時間帯などがわかるため、分析にも役立ちます。利用者が多いタイミングにあわせて独自のキャンペーンを組んでみれば、さらに売り上げを伸ばせるかもしれません。日々の売り上げなども、履歴から確認可能です。  返金処理もまた、履歴からおこなえます。該当の取引ページにある「払い戻し」ボタンをクリックするだけなので、操作は簡単です。 ★QRコード決済導入メリット、消費者還元事業に関する記事はこちら★ QRコード決済導入メリット、キャッシュレス・消費者還元事業とは 導入手順は?  導入の手順は、以下の4ステップです。  通常は、申し込みから利用開始までに最短で2週間半程度かかります。 Step①:仮申し込み Step②:本申し込み Step③:審査 Step④:利用開始  まずはau PAY公式ホームページの申し込みフォームに、法人名や氏名、連絡先メールアドレスを入力して、仮申し込みをします。その後、本申し込み用のURLとパスワードが記載されたメールが届くので、パスワードと必要事項を入力したら本申し込みが完了です。  後日、メールにて審査結果と利用開始の手順のお知らせが届きます。あとはそれに従ってアプリなどの設定をすれば、利用できるようになります。あわせて、ステッカーやスウィング式POPなどのアクセプタンスなどが入ったau PAY 導入キットが届きます。  法人名義と個人名義のどちらで申し込むかにより、用意しておくべき書類や情報が異なります。あらかじめ確認してしっかりと揃えておきましょう。  また、WeChat PayやAlipayを同時に申し込む場合は、独自の審査が別にあります。通帳や店舗写真に加えて、法人名義なら登記簿謄本、個人名義なら営業許可証などがさらに必要です。 ✨Point✨  複数のキャッシュレス決済サービスの導入を検討している場合、一つひとつのキャリアに申請・手続き・申し込みをするのは、とても面倒ですよね。開店ポータルBizは、複数のキャッシュレス決済サービスの販売代理店です!店舗オーナーさまにとってご面倒なお手続きを無料でサポートしています。キャッシュレス決済サービスの導入をご検討中の方、より手軽にはじめたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください! 「手間がかかりそうで不安…💦」 「面倒なくサービスを導入したい!」 >>開店ポータルBizに導入サポートを依頼する<< 費用と入金サイクル 【費用】  au PAYの利用で際に発生する費用は表の通りです。  決済手数料は通常3.25%ですが、キャンペーンをおこなっているため2020年7月31日まで無料で利用できます。  au PAY専用決済端末を使う場合は、レンタル代として端末料金が発生します。お手持ちのスマートフォンやタブレットを利用するのであれば、端末代は不要です。 【入金サイクル】  入金サイクルは、月1回払いと月2回払いの2通りです。 月1回払い ・1日~月末決済分→翌月末支払い 月2回払い ・1日~15日決済分→翌月15日払い ・16日~月末決済分→翌月末支払い  入金サイクルはどちらか好きな方を選択できます。1回の入金額が1万円未満の場合は、次回に繰り越される仕組みです。なお、2回連続で繰り越されることはありません。 「au PAYを導入したい」 「導入時の手間を減らしたい」 >>開店ポータルBizに導入サポートを依頼する<< キャッシュレス決済の需要に応えよう  auのサービスであるゆえの認知度の高さやau WALLETポイントが貯められることなど、たくさんのメリットがあるau PAY。使い方は簡単で、導入の手間や費用負担もありません。使いこなせるか操作に不安のある方や、手間や費用がかかるのではないかと導入を迷っている方でも安心です。  2020年にはオリンピックがあり、今後さらに需要が高まっていくと考えられるキャッシュレス決済。au PAYを導入して、今のうちから備えておいてみてはいかがでしょうか。 「キャッシュレス決済サービスを導入したい」 「お店にあったサービスを知りたい」 >>開店ポータルBizに無料相談しよう<<   ★OrigamiPayについてはこちら★ スマホ決済OrigamiPayが集客売上UPに直結する理由とメリットとは  開店ポータルBizは、複数のキャッシュレス決済サービスの販売代理店です!店舗オーナーさまにとってご面倒なお手続きを無料でサポートしています。キャッシュレス決済サービスの導入をご検討中の方、より手軽にはじめたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!
    開店ポータル編集部
    2019/11/22
  • 飲食店の「クレンリネス」NGあるある!衛生面に配慮した店舗運営について考えよう
     店の印象を左右する大切なポイントに「清潔感」があります。食べ物を扱う飲食店であれば、なおさらです。店内をキレイに保つために、清掃を徹底しているところも多いでしょう。  しかし、ときには混雑や気の緩みから衛生面への配慮が欠けてしまうことがあるかもしれません。そうなってしまうと、お客さまに不快な思いをさせるだけでなく、食中毒を引き起こす可能性もあります。お客さまに安心して食事を楽しんでもらうためにも、本記事を参考に接客や清掃の見直しを図ってみてください。 「QSC」を知る  飲食店経営に大切な「QSC」の担保。Quality(クオリティー:品質)、Service(サービス:接客)、Cleanliness(クレンリネス:清潔さ)の頭文字をとったもので、飲食を扱うお店を経営する場合は、特に重要とされていることです。  クレンリネスは、清潔な状態を保つこと。衛生面に配慮して店内を清潔にすることは、料理のクオリティーや接客サービスと並ぶほど、力を入れて取り組まなければならないことです。それができてはじめて、多くのお客さまに愛されるお店づくりが成立するといえます。  以下ではクレンリネスで改善すべき「NG行為」を見ていきましょう。 ★接客時のNG行為に関する記事はこちら★ 飲食店の接客スタッフがやりがちなNG行為と改善策を知ろう NG行為あるある  接客時や清掃時に気を付けるべき、9つのNG行為とその改善策をご説明します。 1.お客さまの口に触れる部分を触る 2.ふきんを使いまわす 3.汚れた灰皿を放置する 4.「とりあえず拭いた」だけのテーブルセット 5.廃棄や清掃を後回しにする 6.バックヤードの清掃を怠る 7.客席に配慮のない清掃をする 8.接客中に髪やからだを触る 9.汗をかいたまま接客にあたる  一つずつ見ていきましょう。 1.お客さまの口に触れる部分を触る 【改善策】  グラスや箸、スプーン、フォークなどを運ぶときには、持つ位置に気を付けましょう。お客さまの口が直接触れるところをうっかり触ってしまうと、指紋や菌が付着してしまいます。もし出された食器が汚れていたら、決して良い気分にはなりませんよね。見た目が汚くなるだけでなく、食中毒の原因ともなるため、グラス類は下部を、カトラリー類は持ち手を持つことを意識してください。  2.ふきんを使いまわす 【改善策】  忙しくて時間がないときにやってしまいがちなのが、一度使用したふきんでそのまま清掃や片付け作業に入ってしまうこと。菌や汚れが付着した不衛生なもので拭いても、ただ汚れを広げてしまうだけです。  一度使ったらしっかりと洗って、除菌などをしてから使用しましょう。常に清潔なふきんを用意しておくことが大切です。  3.汚れた灰皿を放置する 【改善策】  同じ喫煙者と言えど、席に着いたときに前の人の吸い殻が残っているのはとても不快です。お客さまが入れ替わったときには、必ず灰皿の交換をおこないましょう。また、同じお客さまが使用している最中だとしても、吸い殻が溜まってきたら積極的に灰皿交換や吸い殻を捨ててあげると良いです。お店が気付いて声をかけられるかどうかがポイント。「サービスが行き届いている」と、お客さま満足度を高められるかもしれません。  4.「とりあえず拭いただけ」のテーブルセット 【改善策】  テーブルセットのさい、表面を軽く拭いただけで終わらせていませんか?テーブルの側面や椅子、脚など、汚れているかもしれない箇所はたくさんあります。見落としのないよう、すみずみまでチェックしてください。  各テーブルにメニュー表やコンディメントを置いている場合は、ベタベタする箇所や汚れがないかあわせて確認が必要です。 5.廃棄や清掃を後回しにする 【改善策】  「あとでやろう」と、生ごみを放置したり清掃を怠るのは、異臭発生の原因となるため要注意です。一度異臭が出ると、壁などに染みついて完全にはとれなくなってしまうことも。においによって食欲が増したり逆に落ちてしまうこともあるほど、食欲と密接な関係があります。どれだけ雰囲気が良くても、異臭のする店内ではお客さまも来てくれません。日頃からこまめに廃棄、清掃をおこなってにおいが出ないよう対策しましょう。  6.バックヤードの清掃を怠る 【改善策】  お客さまの目につきにくいキッチン内やロッカールームなどは、清掃をつい後回しにしてしまいがち。衛生面が重視される飲食店で、清掃不十分な箇所があるのはいただけません。特にキッチンは食材を扱う場所であるため、清掃の優先度はとても高いです。  見えないからといって怠ると、菌の繁殖や異臭を引き起こす原因となります。細かいところまでしっかりと清掃を行き届かせて清潔な店内を保ちましょう。  7.客席に配慮のない清掃をする 【改善策】  清掃は基本的にお客さまがいない時間帯におこないますが、場合によっては急遽清掃をしなければならないこともあります。そこで注意なのが、周りのお客さまは食事中であるということ。埃がまってしまわないようにできるだけ湿ったふきんやモップを使用し、もし清掃箇所付近の席にお客さまがいる場合は「失礼します」など声をかけながら静かに素早くおこないましょう。  8.接客中に髪やからだを触る 【改善策】  外気に触れている髪やからだには、知らない内にたくさんの菌が付着しています。そこを触った手で食材に触れたり食器を持つのは衛生的に問題で、お客さまとしても良い気持ちはしません。  髪の長い方は、束ねたり帽子に入れるなどして身だしなみを整えてから接客してください。もし触った場合には、手洗いや消毒をしてから業務を再開しましょう。  9.汗をかいたまま接客にあたる 【改善策】  準備や調理、配膳、片付けなど、動いていれば勤務中に汗をかくこともあるでしょう。しかし、それをそのまま放置して接客にあたるのはいけません。汗が料理に入る可能性があるうえ、見た目の清潔感にも欠けます。頭にタオルを巻いて汗が落ちるのを防いだり、清潔なハンカチを携帯してこまめに拭きとるなど対策をとりましょう。なお、拭きとる際にはお客さまから見えないところでおこなってください。 チェックリストを活用する  クレンリネスはとても重要なポイントです。テーブルや床などお客さまの目につく箇所はもちろん、キッチンなどのバックヤードやその他細かい箇所までしっかりとおこなう必要があります。  しかし、お店が混雑していると、忙しくておろそかになったり雑になってしまいがち。そのような場合には、チェックリストを作成するのがおすすめです。いつ、誰が、どのくらいの頻度でおこなうのか、役割分担を決めて取り組めばクリンネスの漏れを防げます。 ★チェックリストに関する記事はこちら★ 飲食店に必要なマニュアルとチェックリスト  ただし、チェックリストはあくまでも、クリンネスしたかどうかをチェックするためのもの。自分は担当ではないからクリンネスをしなくて良い、一度したから今日はもうしなくて良い、というわけではありません。汚れている箇所があったときには、気付いた人から率先して取り組みましょう。目に見える汚れがなくても、手が空いたときには付近で拭いたりほうきで掃いたりして、清潔な状態を保つよう努めてください。 ★クレンリネスに関する記事はこちら★ 飲食店に大切な「清潔感」を保つためのCleanliness 清潔な空間の維持は食中毒の予防にも効果的  先ほど取り上げたNG行為や清掃の怠りは、お客さまに不快感を与えるだけでなく、食中毒を引き起こすことにも繋がります。食中毒の主な原因は、細菌やウイルス、動物性や植物性の自然毒など。外から持ち込まれた菌や食材が持つ毒によって起きる場合もありますが、お店の不注意による不衛生な環境が原因にもなりえます。特に6月から9月頃の、湿気が多くて暑い時期に菌が発生しやすいため注意が必要です。 ★食中毒の予防に関する記事はこちら★ 食中毒を予防するために、飲食店が徹底すべき3つのこと  食中毒になると体調不良を引き起こし、最悪の場合は死に至るケースもあります。軽度の症状で済んだとしても、一度起こしてしまうとその後の営業に大きく影響します。客足が減り、閉業に追い込まれてしまうことも。  清潔な空間で安心して料理を楽しんでもらうためにも、衛生面に配慮して菌が発生しにくい環境づくりを心がけていきましょう。清掃以外にも、業務にとりかかる前には手洗いうがいや消毒、キッチン担当は食材の管理の徹底など、スタッフ一人ひとりが意識していくことが大切です。 清潔感ある店内に  清潔感があるのとないのとでは、お店の印象は大きく変わります。清潔感が保たれていれば、それだけで好感をもってもらいやすく、お客さま満足度アップも期待できます。さらに、料理はよりおいしく、サービスはより良く感じてもらえるはずです。スタッフ全員が衛生面に注意して、気持ち良く食事ができる環境づくりに努めていきましょう。  開店ポータルBizでは、インフラ周りのコスト削減のほか、地域やお店にあった集客方法・HPやSNS運用についてのご相談を無料で承っております。ぜひお気軽にお問い合わせください!  
    開店ポータル編集部
    2019/11/21